ボーナスステージ

 

昨日の夜、人身事故に巻き込まれて終電を逃した。

地方から神奈川に出てきて3年目、初めての出来事。

 

タクシーに乗れるほどの手持ちは無かったので、ネカフェで始発を待とうと考えていたら、憧れの先輩から「始発までウチにいなよ」というお誘いがきた。

家も遠いし、夜遅いし、と思って断ったのだけれど、すでに家を出ていたらしく、なし崩し的にその流れに。

 

先輩は車乗りで、以前からドライブに連れていってくれていた。連れていってくれるところはどこも私の好みにはまるところばかりだった。夜景が綺麗な峠、隠れ家的なラーメン屋、ダム湖のイルミネーション。

本人は、「車でしか行けない所で遊ぶとなるとこうなる」と言って笑っていたのだけれど、私にはそれができる先輩が格好良く見えて仕方がなかった。そういう憧れだった。

 

始発まで一緒に寝ていた。それ以上もそれ以下もなかった。それでよかった。

会う前にお酒も飲んでいたし、何より緊張しすぎて、ほとんど覚えていない。

 

人生にも、ボーナスステージというのが存在するのだと思った。

こんなラッキーと親切、そうそう出会えるものじゃない。

 

徳を積んできた覚えも自信もないので、もうそろそろ死ぬのか、人生の運勢全部使いきった気がしています。もはや生きていくの怖い。